「皮膚がガサガサする」「洗顔した後につっぱる感じがする」などの症状がある方は、肌が乾燥しているのかもしれません。
乾燥肌は肌の水分が不足した状態で、不快感やかゆみなどの症状が現れることがあります。
そのままにしておくと、どんどん症状が悪化してしまう可能性も。
そこで今回の記事では、乾燥肌の特徴や原因、正しいスキンケア方法を詳しく解説します。肌の乾燥に悩んでいる方はぜひチェックしてみてくださいね。
【かゆみやカサつき】乾燥肌の特徴と症状について
乾燥肌になると、肌はどのような状態になるのでしょうか。
特徴と主な症状をチェックしてみましょう。
乾燥肌の特徴
乾燥肌とは、皮膚表面にある角層内の水分が足りていない状態で、「乾皮症」や「ドライスキン」とも呼ばれます。
角層には水分の蒸発を防ぐ役割と外部刺激から肌を守る役割を持つ「バリア機能」があります。
肌のうるおいを保ちバリア機能を整えるには、皮脂膜・天然保湿因子(NMF)・角質細胞間脂質の3つの成分が欠かせません。
それぞれの役割は以下の通りです。
【皮脂膜】
毛穴の中にある皮脂腺から分泌される皮脂や、汗腺から出る汗などが混ざったもの。肌表面を覆って水分の蒸発を防ぐ保護膜の役割があります。 皮脂分泌量が適正でないと、肌の乾燥や肌のベタつき、TゾーンやUゾーンにテカリなどの症状が起こります。 またニキビや肌トラブルの原因にもなるので、皮脂の分泌を適正に保つことは美肌を目指す上で欠かせません。
【天然保湿因子(NMF)】 「天然保湿因子(NMF)」はアミノ酸や乳酸、尿素などの総称で、角質層内の水分を保持する働きがあります。化粧水などの保湿成分や水分を蓄える役割もあります。天然保湿因子は加齢と共に量が減少するので、配合のスキンケア商品を使用し外から補うことが大切です。
【角質細胞間脂質】 角質細胞と角質細胞の間にある成分で、水分を抱え込んで蒸発させないようにする「水分保持能」があります。約50%をセラミドが占めており、水分と油分が交互に重なりあうラメラ構造になっているのが特徴です。 |
これらの成分が不足すると、肌のハリやツヤが失われるだけでなく、水分不足になってバリア機能が低下し、外部からの刺激を受けやすい状態になります。そのため、乾燥肌になると肌の不快感だけでなく、さまざまな肌トラブルが起きることがあるのです。
敏感肌は乾燥肌をきっかけに起こることが多く、乾燥を感じたら早めにケアすることがとても重要です。
乾燥肌の症状|乾燥が敏感肌・ニキビの原因に..?
乾燥肌の主な症状は以下の通りです。
- 入浴後や洗顔後につっぱり感がある
- カサカサする
- ニキビが出来やすい
- 化粧崩れが気になる
- 粉ふき
- フケのように頭皮が剥がれおちる
- ひび割れ
- かゆみ
- 赤み
前章でもお伝えした通り、乾燥肌は敏感肌や肌トラブルを引き起こすきっかけになります。
乾燥肌の症状を感じたら、原因を突き止めて早めに対策をするのが大切です。
また、皮膚の表面はべたついているけど、部分的に肌がガサガサするなどの症状がある場合は、インナードライの可能性があります。
角層内の水分量が不足しているのを補うために皮脂が過剰分泌していると考えられるので、正しい乾燥肌対策をしましょう。
また、乾燥により肌のターンオーバーが乱れ、古くなった角質が毛穴をふさいでしまうと、皮脂の中で菌が増殖しニキビができやすくなります。乾燥肌もニキビの原因となり得ることをしっかり理解することが大切です。
乾燥肌になってしまう原因と対策
乾燥肌になってしまうのは、加齢や生活習慣などさまざまな原因があります。
主な原因と対策方法を見てみましょう。
加齢による保湿力の低下
個人差はありますが、女性の皮脂量は20代をピークに徐々に減少していきます。
天然保湿因子(NMF)や細胞間脂質も加齢によって減少していくため、年齢を重ねると肌の保湿力やバリア機能が低下してしまうことがあるのです。
特にすねなど皮脂の分泌量が少ない部位に起こりやすく、加齢による皮膚の乾燥は男性よりも女性の方が早く起こる傾向があります。
日頃から保湿を意識したフェイスケアやボディケアを行うようにしましょう。
保湿に効果のある成分は、セラミドやヒアルロン酸など。天然保湿因子(NMF)配合のスキンケア アイテムを選ぶようにしましょう。
紫外線によるもの
紫外線は角質層にダメージを与え、水分保持機能やバリア機能を低下させて乾燥肌を招く原因となります。
バリア機能が低下した肌は日焼けしやすく、日焼けした肌は乾燥しやすいため、悪循環を招いて乾燥が進んでしまうことも。
紫外線は、夏だけでなく冬やくもりの日でも絶えず降り注いでます。生活環境に関わらず紫外線対策は怠らないよう気を付けましょう。
紫外線はシミやたるみ、シワなどの肌の老化の原因にもなるので、美肌をキープするためにしっかりと紫外線対策をしてくださいね。
【おすすめの紫外線対策】
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生活習慣によるもの
肌の細胞は、一定のサイクルで新しく生まれ変わるターンオーバーを繰り返しています。
ターンオーバーのサイクルが乱れると角層内の保湿成分が生成されにくくなり、バリア機能の低下を招きます。
ストレスや睡眠不足、不規則な生活はターンオーバーを乱す要因となるため、日頃の生活習慣によって乾燥肌になる場合があるのです。
乾燥肌を防ぐにはスキンケアによる保湿だけでなく、ストレスを溜め込まないよう規則正しい日常生活を心がけることが大切です。
食生活によるもの
どんなに外側からスキンケアをしても、肌に必要な栄養が不足していれば健康な肌を維持しにくくなってしまいます。
普段の食生活が乱れていると肌が乾燥しやすい状態になってしまうので、栄養バランスを意識して規則正しい食事をとることが大切です。
【乾燥肌対策におすすめの栄養素と働き】
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脂質の摂りすぎには注意が必要ですが、不足すると皮膚がカサつきやすくなります。
特に必須脂肪酸は体内で生成できないので、適度に摂取しましょう。おやつには良質な脂肪酸が豊富なアーモンドやくるみなどのナッツ類がおすすめです。
遺伝からくるもの
細胞間脂質の主成分であるセラミドは、肌のうるおいを保つために重要な成分のひとつです。
しかし、セラミドは遺伝によって分泌量が少ない場合があり、もともとセラミドの量が少ない人は肌が乾燥しやすい傾向があります。
セラミドを補うには、セラミド配合の化粧水や乳液、クリームなどを活用するのがおすすめです。
きちんと保湿ケアをして、肌の乾燥を防ぐようにしましょう。
誤ったスキンケア方法によるもの
肌の乾燥は、毎日のスキンケア方法が原因となるケースもあります。
【誤ったスキンケア方法】
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これらのスキンケアは、皮脂を取り過ぎて肌のバリア機能の低下を招いたり、水分が蒸発しやすい状態を作ったりします。
正しいスキンケア方法で乾燥肌を防ぎましょう。
【必見】乾燥肌におすすめのスキンケア方法
乾燥肌を防ぐにはたっぷりの泡で優しく丁寧に洗い、基礎化粧品を使ってたっぷりと保湿ケアをするのが大切です。
洗顔・クレンジング・保湿ケアのポイントをチェックしてみましょう。
洗顔・クレンジング
洗顔やクレンジングをする際は、肌への刺激が少ないスキンケア製品を使いましょう。
洗顔には低刺激性の石鹸や洗顔料、クレンジング・メイク落としにはミルクタイプやクリームタイプのものがおすすめです。
しっかりと汚れを落とすことも大事ですが、過剰な洗顔やクレンジングは皮膚を守るために大切な皮脂を落としすぎてしまうことがあります。
時間をかけずに手早く洗いましょう。
【おすすめの洗顔方法】
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【おすすめのクレンジング方法】
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保湿ケア
洗顔やクレンジング後の肌は乾燥しやすくなっているので、すぐに化粧水でうるおいを与え、乳液やクリームで油分を補給しましょう。
乾燥肌には刺激が少ないものや、セラミドなどの保湿成分が入ったものを選ぶのがおすすめです。
少ない量だと十分に保湿できないので、スキンケア製品はケチらず十分な量を使いましょう。成分はもちろんですが、テクスチャーや香りなど使用感が良いものを選ぶのもポイントです。
スキンケアタイムが自分にとってリラックスできるものであることが大切なのです。
【おすすめの保湿ケア】
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乾燥が気になる季節は、保湿効果の高い美容液をプラスするのもおすすめです。
乾燥肌におすすめの「レヴィーガモイスチュアセラム」
通常価格 | 8,778円(税込・送料650円) |
定期便 | 1,980円(税込・送料無料) |
内容量 | 40ml |
成分 | ヒト型セラミド・植物型セラミド・天然保湿因子(NMF)・メマツヨイグサ種子エキス・カンゾウ根エキス・ユズ果実エキスなど |
特徴 | ・美肌菌2000億個配合
・効果評価試験済み(乾燥による小じわが目立たなくなる) ・酵素水100% ・10のフリー処方(界面活性剤・動物由来・シリコン・紫外線吸収剤・鉱物油・パラベン・エタノール・合成着色剤・合成香料・防腐剤) |
レヴィーガモイスチュアセラムは、お米と乳酸菌の独自製法によるラメラ構造100%のオールインワンバリア機能美容液です。
セラミドや天然保湿因子(NMF)、美肌菌など保湿力の高い美容成分を贅沢に配合し、10のフリー処方でやさしく潤いケアができます。
肌の乾燥が気になる方や手間をかけずにスキンケアをしたい方におすすめです。
顔や頭皮のかさつき・かゆみを感じたら早めの対策がおすすめ!
乾燥肌は加齢や紫外線、誤ったスキンケア方法など、さまざまな原因によって起こります。
乾燥したまま放置すると、症状を悪化させてしまう場合があるので、症状に合わせた乾燥肌対策を日頃からしっかりおこなってくださいね。
乾燥がひどい場合や強いかゆみがある場合は、皮膚科医に相談することをおすすめします。
乾燥肌は誰もが陥る身近な肌トラブルです。正しい肌ケアをして肌トラブルのない健康肌を目指しましょう!