多くの女性が感じる肌トラブルのひとつに「くすみ」があります。
特に目の周りがくすんでいると、表情が暗く疲れて見えたり、さらには実年齢より老けて見られたりすることもあります。
とはいえ、「今さらもうどうにもできないし…」と半分諦めてしまっている人も多いのではないでしょうか。
このような悩みは、正しいケア方法でくすみ対策を行えば、若々しくきれいな肌や目元を取り戻すことができます!
この記事では、目の周りにくすみが生じてしまう原因を取り上げ、どんな対策や改善ができるかをご提案します。
そもそもくすみとは?
「くすみ」とは、肌本来が持つ透明感やハリ、ツヤ、明るさが失われることで、顔全体が暗く見える状態のことをいいます。
特に、顔の中でも目の周りはくすみやすい部分。目の周りの皮膚は他の部分より薄く、少しの刺激でダメージを受けやすいのです。
知っておこう!くすみの5大原因
目の周りはどのような原因や影響によって刺激やダメージを受けるのでしょうか。
くすみが生じる原因は大きく分けて5つ考えられます。
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では、これからひとつずつ詳しく説明していきます。
血行不良によるもの
目のまわりにはたくさんの毛細血管があり、酸素や栄養素を全身の細胞や組織に送り届ける血液が循環しています。
血液やリンパの流れが滞って血流が悪くなると、いわゆる血行不良の状態になります。血行不良になると肌に栄養が十分行き渡らなくなるので、老廃物が溜まってくすみが生じ、顔のトーンが暗く見えてしまうのです。
目の下に「青クマ」ができやすい人は、この血行不良が原因かもしれません。特にパソコンやスマホを長時間使用している人や、睡眠不足やバランスの欠いた食事を摂る傾向が多い人は、血流が悪くなりやすいので注意が必要です。
乾燥によるもの
肌は乾燥すると表面のきめ細かさが失われていきます。そうすると、肌の表面に細かい凸凹が生じ、光をきれいに反射できなくなってしまうのです。
こうして透明感が無くなり、ツヤが低下した肌は、どんよりとくすんで見えてしまうというわけです。
また、目のまぶたは皮脂腺が少ないので、特に乾燥しやすい部分。目の周りが乾燥したままだと、くすみだけではなくシワやたるみの原因にもつながります。
肌の乾燥は紫外線や間違ったスキンケアが要因となる場合もあれば、加齢によってバリア機能が低下し、水分を取り込む力が衰えたことが原因になる場合もあります。
ターンオーバーの乱れによるもの
肌のターンオーバーとは表皮や角層などで細胞の生まれ変わりが起きることを指します。
古い角質細胞は、新しい細胞が生まれることで肌表面に押し上げられ剥がれていきます。通常約4~6週間のサイクルで健康的でハリツヤのある肌に生まれ変わりますが、ターンオーバーが乱れてしまうと古い角質がいつまでも剥がれ落ちず、表皮に積み重なったままになってしまいます。
すると、細胞間脂質が不足して保湿成分が作られにくくなったり、皮膚のバリア機能が弱くなったりしてしまうのです。
こうしたターンオーバーの乱れは、くすみや吹き出物など、さまざまな肌トラブルを引き起こす可能性も。ターンオーバーの乱れは生活習慣の乱れや間違ったスキンケア、加齢や栄養バランスの偏り、紫外線の影響など「内的」な要因もあれば、「外的」なことが原因となる場合もあります。
紫外線によるもの
紫外線を浴びると、肌の中にメラニン色素が過剰に増えてしまいます。
このメラニン色素は黒っぽい色をしており、通常ターンオーバーで排出されれば問題ないですが、ターンオーバーの乱れにより、メラニンが色素沈着してしまうと、いわゆる「茶クマ」のようなくすみを引き起こす原因になります。
ちなみに、表皮より下にある真皮層部分まで色素沈着してしまうと、くすみを改善することは難しいとされています。
取り返しがきかなくなる前に、紫外線対策は毎日かかさずおこなうようにしましょう。
色素沈着によるもの
アイメイクをきちんと落としきれていないことも肌くすみの原因になります。
目元はファンデーション以外にも、アイシャドウやアイライン、マスカラなどさまざまなメイクグッズを使用する部分なので、きちんと落とさないと色素沈着してしまう場合も。
また、強い力で過剰にクレンジングすることも、目のくすみの原因になってしまいます。目の周りの皮膚は薄いので、過剰にゴシゴシ洗うと刺激や摩擦を受けて、内出血を起こしてしまうのです。
メイクオフする際はなるべく摩擦を与えないよう、優しく行うことを心がけてみてください。
【目の周りのくすみ】おすすめの改善・対策方法!
では次に、目の周りのくすみを改善するのに役立つ、おすすめポイントを7つご紹介していきます。
保湿ケアを徹底する
目のくすみは乾燥やターンオーバーの乱れ、加齢に伴う肌の水分不足によって生じるため、日々の保湿ケアを徹底して行うことが大切です。
洗顔後は化粧水や乳液、クリームや美容液などを使って顔全体を保湿し、肌に潤いが行き渡るようにしてください。
また、基礎化粧品は保湿力が高いものを選ぶのがおすすめです。特にアラフォー世代以降の人は、「コラーゲン」「セラミド」「ヒアルロン酸」といった保湿力が高い成分が含まれた基礎化粧品を選ぶようにしましょう。
とはいえ、ドラッグストアや百貨店には数多くの基礎化粧品がならんでいるため、どの商品が保湿力に優れているのかわからない…と悩んでいる人も多いかと思います。そんな人におすすめしたいのが保湿力に特化した「レヴィーガモイスチュアセラム」です。
この商品は、2種類のセラミド(ヒト型セラミド、植物由来のセラミド)とNMF(天然保湿因子)と呼ばれるアミノ酸でできた天然の美容成分が配合されており、保湿効果や美容効果に優れたスキンケア商品です。
肌のコンディションと密接な関わりをもつ「美肌菌」も高濃度で配合されているので、潤いを逃さずくすみなどの肌トラブルにも働きかけてくれますよ!
紫外線対策を徹底する
日焼け止めやUVカットの下地などをきちんと顔全体に塗って、紫外線対策を徹底するようにしてください。太陽光が強い季節はもちろんのこと、寒い季節や雨や曇りの日、また室内にいる時でも紫外線の影響を受けるので、季節や場所を問わず対策を講じることはとても大切です。
アイクリームを使用する
目の周りのくすみやクマ、目のたるみや乾燥によるシワ対策に、目元専用のアイクリームコスメがおすすめです。保湿成分や美白有効成分が含まれたアイクリームを選んで、目の周りの潤いを保つようにしてください。
マッサージを行う
目の周りを優しくマッサージすることで血流を改善し、血色のよい目元を維持できます。ただし、強い力でマッサージしてしまうと逆効果なので、優しい力でなでるように行ってください。
マッサージをする際は指滑りが良く、肌に優しいクリームを使って行うと良いでしょう。
他にも、目の周辺にある眼輪筋を鍛えるエクササイズを取り入れることも、若々しい目元を維持するのに役立ちます。
食生活の見直しを行う
肌が糖化することで、くすみやシワ、たるみや肌の黄ぐすみが起こります。肌の糖化を防ぐポイントは、血糖値を急激に上昇させてしまう糖質の摂取を控えることです。
緑黄色野菜やきのこ、海藻など、食物繊維が豊富に含まれているものを積極的に取り入れるようにしてください。
コンシーラーやコントロールカラーで隠す
日々の目元のケアは大切ですが、それでも気になるくすみはコンシーラーやコントロールカラーなどのベースアイテムでカバーするのも良い方法です。
青いくすみであればピンク系。クマや茶色のくすみはオレンジ系。黄ぐすみはブルー系など、気になるくすみに合わせたコントロールカラーを選びましょう。
コンシーラーはくすみが気になる部分に薄く塗り込んで使用します。パールが入ったものを使用すれば、肌トーンをさらにアップできるのでおすすめです。
美容皮膚科でレーザー治療をする
どんなにくすみケアを徹底しても改善しない場合は、プロに頼るのもひとつの方法です。美容皮膚科では、くすみの種類や原因に合わせて最新のレーザー治療を施してくれるので、相談してみるのも良いでしょう。
まとめ
目の周りがくすんでいると、疲れや老けた印象を周りに与えてしまうことがあります。
肌は年齢とともに機能が低下していきますが、生活習慣を見直すことや保湿を徹底すること、正しいスキンケアを行うことで肌機能の低下を防ぐことが可能です。
特に肌機能の低下を感じやすい30代・40代の人は、保湿力や美容成分がきちんと配合された基礎化粧品を選ぶことが大切です。
先程ご紹介した「レヴィーガモイスチュアセラム」もぜひ1度試してみることをおすすめします。
今回ご紹介した方法を参考に透明感ある若々しい素肌を目指しましょう!