【更年期の症状】かゆみを伴う顔のブツブツや肌荒れの原因と対策まとめ

40代・50代の更年期は、ほてりや冷え、動悸、不眠、イライラなどさまざまな身体・精神症状が起こることがあります。

肌の調子も大きく変わり、これまで経験したことがない乾燥やかゆみを伴う顔のブツブツ、肌荒れなどの皮膚症状に悩む女性も多いです。

そこで今回は、更年期に起こりやすい肌荒れの症状・肌トラブルが起こる原因・効果的な対策・おすすめのスキンケアアイテムを紹介します。

更年期に起こる肌トラブルの改善を目指したい方は、ぜひチェックしてみてくださいね。

更年期に起こりやすい肌荒れの症状

加齢にともなう肌の変化はつきものですが、とくに更年期にはさまざまな肌荒れが起こるようになります。

はじめに、更年期に起こりやすい肌荒れの症状を紹介します。

肌のかさつき・乾燥

更年期になると、肌のかさつきや乾燥を感じやすくなります。肌が乾燥すると、肌表面の角質が剥がれかけた状態になるため、手触りがザラザラしたりカサついて見えたりこともあるでしょう。

肌のかゆみ

肌が乾燥した状態が続くとバリア機能が弱まり、痛みやかゆみを伝える知覚神経が刺激されやすくなります。

そのため、更年期の肌にかゆみが生じることも少なくありません。

この乾燥によるかゆみが我慢できずに肌を掻いてしまうと、肌を傷つけさらなる症状を併発してしまうこともあるので注意が必要です。

湿疹（更年期肌湿疹）・皮膚炎

肌質の変化によって湿疹や皮膚炎ができてしまい、かゆみ・かぶれ・赤み・ブツブツ・水ぶくれなどの症状が起こることがあります。

なかでも、更年期には今まで使っていたスキンケアアイテムが肌に合わなくなるケースがあるため、接触性皮膚炎（化粧品かぶれ）に悩む人は多いです。

また、乾燥肌の人が発症しやすい皮脂欠乏性湿疹の症状が現れたり、幼少期のアトピー性皮膚炎が再発したりするケースもあります。

ニキビ（赤い発疹）

今までニキビができたことがない女性でも、更年期になってからニキビができることも珍しくありません。

思春期の頃はTゾーン（額・眉間・鼻筋）や頬あたりにニキビができやすいですが、更年期のニキビはフェイスライン（顎・口周り）に多く現れます。

更年期に肌トラブルが起こる原因

更年期になると肌トラブルが起きるのはなぜなのでしょうか。

ここでは、更年期に肌トラブルが起こる代表的な原因を紹介します。

エストロゲンの低下

「エストロゲン」は健康や美容に深く関わる女性ホルモンです。

エストロゲンの特徴には、以下のようなものがあります。

そのため、エストロゲンが低下することで更年期障害を引き起こしたり、肌の乾燥や皮膚トラブルが起きやすくなったりするのです。

また、エストロゲンの低下による皮脂の過剰分泌でニキビができやすくなる人もいます。

汗や皮脂の分泌減

45歳頃になると、汗や皮脂の分泌量も減少してきます。

肌が柔らかくうるおいのある状態を保てるのは、汗と皮脂が混ざり合った皮脂膜が肌の上を覆っているからです。

そのため、汗と皮脂の分泌が減ることで、肌機能が低下して乾燥しやすくなります。

乾燥をきっかけに肌が硬く厚くなり、ニキビやシワなどの肌トラブルが起こるケースも少なくありません。

バリア機能の低下

皮膚表面にある角質層には、外部の刺激から肌を守る「バリア機能」が備わっています。

バリア機能は、

この3つの機能がバランスよく保たれることで、本来の役割を果たすことができます。

それぞれに肌のうるおいを保つ役割があり、適度に満たされていることでバリア機能が維持されます。

しかし、先述したように更年期になると皮脂膜は減少していき、ホルモンバランスの変化によって天然保湿因子やセラミドも減っていきます。

その結果、うるおいを保つのが難しくなり、バリア機能が低下。

外部刺激による肌荒れが起こりやすくなるのです。

更年期の肌荒れ・ブツブツに効果的な対策5選

更年期の肌悩みを感じたら、そのまま放置せずに適切なケアを行いましょう。

更年期の肌荒れ・ブツブツに効果的な対策を5つ紹介しますので、ぜひ実践してみてくださいね。

スキンケアの仕方を見直す

何気なく行っているスキンケア習慣のなかに肌トラブルの原因が潜んでいることもあります。

肌に負担をかけるスキンケアのNG行為には、以下のようなものがあります。

【洗顔料をよく泡立てていない】

洗顔料の泡立ちが少ないと、肌摩擦が起きやすくなってしまいます。

泡立てネットや泡タイプの洗顔を使用するなどして、たっぷり泡立てるように心がけましょう。

【ゴシゴシ肌をこすっている】

肌をゴシゴシこすると、肌への負担が大きく肌荒れが悪化する場合があります。

洗顔のときやタオルで拭くときは、肌を優しく押さえるようにして水分をふき取りましょう。

【何度も洗顔している】

何度も洗顔すると、肌に必要な皮脂が洗い流されてしまいます。

1日2回（朝・夜）を目安にして、洗いすぎないようにしましょう。

【熱いお湯で洗い流している】

熱いお湯で洗うと皮脂膜がなくなり、乾燥やかゆみが悪化しやすくなります。

お風呂で熱いシャワーを顔に当てている人は要注意！

肌荒れのあるときは極力患部への刺激を避けたいので、水圧の強いシャワーを顔に直接当てるはやめましょう。

洗顔の際はぬるま湯を手ですくうようにして、1分程度を目安にすばやく丁寧にすすいでくださいね。

【肌摩擦の多いスキンケア】

敏感な更年期の肌にとって、拭き取りタイプのクレンジングや拭き取り化粧水は、肌への摩擦が大きく負担となることがあります。

また、ピーリングやスクラブなどの角質を取り除くスキンケアも刺激になるので避けましょう。

肌に優しいアイテムを選ぶ

これまで使用していてなんともなかったアイテムでも、更年期でバリア機能が低下した途端に合わなくなるということがあります。

更年期の肌は刺激に弱い敏感な状態なので、できるだけ肌に優しいスキンケアアイテムをチョイスしてください。

おすすめなのは、香料や着色料、アルコールなど肌に負担をかける可能性のある成分が含まれていない敏感肌タイプのスキンケアアイテムです。

保湿を徹底する

乾燥やトラブルのある肌は、保湿を徹底するのも重要なポイントです。

洗顔後はすぐに化粧水・美容液・乳液・クリームなどでたっぷりと保湿しましょう。

スキンケアアイテムは低刺激であることにプラスして、セラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなど保湿成分が含まれているものを選ぶと良好な状態に導きやすくなります。

商品解説や成分表をチェックして、保湿力が高いアイテムを選びましょう。

生活習慣の見直し

肌荒れを改善するなら、スキンケアだけでなく生活習慣も見直しましょう。

生活習慣の見直しポイントは以下の通りです。

【しっかり睡眠をとる】

眠っている間は皮膚の再生・成長に必要な成長ホルモンが分泌されるので、睡眠時間をしっかりと確保することが大切です。

安眠できるように、寝る前はスマホやテレビなど強い光を浴びないようにしましょう。

【栄養バランスのとれた食事を意識する】

健やかな肌を保つには、ビタミン・ミネラル・アミノ酸などの栄養が欠かせません。

肌内部から改善するためにも、栄養バランスのとれた食事を意識しましょう。

とくに、乾燥・かゆみ・肌荒れには、ビタミンA・B群・C・E・コラーゲン・セラミドを摂取するのがおすすめです。

香辛料やお酒、カフェインなどの刺激のあるものは、かゆみを悪化させる場合があるので控えてくださいね。

漢方治療を取り入れる

更年期の皮膚症状・皮膚疾患は、漢方治療を取り入れることで改善する可能性があります。漢方薬は市販品もありますが、体質のタイプや症状に合っていないと効果を得られません。

婦人科や更年期外来などの専門医に相談して、適切な漢方薬を処方してもらいましょう。

更年期肌荒れ症状におすすめのスキンケアアイテム

レヴィーガモイスチュアセラムは、お米の発酵成分と乳酸菌を独自製法したラメラ100%のオールインワン美容液です。

2種類のセラミド（ヒト型セラミド・植物型セラミド）や天然保湿因子、美肌菌など更年期の保湿力・バリア機能をサポートする成分をたっぷり配合しています。

界面活性剤や合成香料など、肌に刺激になりやすい10の成分を含んでいません。

さらに、アレルギーテスト・パッチテスト・スティンギングテスト（化粧品を使用したときのピリピリ・チクチク・ムズムズ感）の3つのテスト済みなので、更年期の肌荒れ症状を感じている方におすすめです。

まとめ

更年期は乾燥やかさつき、かゆみ、湿疹、ニキビなどの症状が起こりやすいため、肌の不調に落ち込んでしまいがちです。

しかし、年齢を重ねれば肌も変わっていくものです。

変化を感じたら、今の自分に合うスキンケアと肌の状態を整える生活習慣を意識してみましょう。

更年期は本格的な美肌作りが必要になるので、今回紹介した対処法やおすすめのスキンケアアイテムを参考にしてみてくださいね。

ただし、セルフケアをしても皮膚症状が改善しない場合は、早めに皮膚科医や婦人科医に相談しましょう。

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