それって本当に混合肌?診断方法と肌タイプごとの特徴&スキンケアを紹介

日本人女性にもっとも多い肌タイプは混合肌といわれていることから、なんとなく「自分は混合肌かも…」と思っている方もいるのではないでしょうか。

肌タイプは大きく分けて混合肌(インナードライ肌)・乾燥肌・脂性肌(オイリー肌)・敏感肌(デリケート肌)・普通肌があります。

それぞれの肌タイプに合うスキンケアを行わないと、肌が不調になったり肌トラブルが起きたりすることも…。

そのため、美肌を目指したい方は、自分の肌タイプを把握することがなによりも大切なのです。

そこで今回は、肌質を正確に見分ける方法や肌タイプ別の特徴と適切なスキンケア方法を紹介します。

 

【混合肌とは】それって本当に混合肌?

混合肌は皮脂量が多く水分量が少ない状態で、部位によってかさついたりべたついたりするのが特徴です。

脂性肌と乾燥肌が混ざったような肌質ですが、乾燥肌は皮脂量・水分量ともに少なく、脂性肌は皮脂量・水分量ともに多めという違いがあります。

このように、混合肌は脂っぽさと乾燥が混在しているため、「脂性肌」や「乾燥肌」と誤解してしまうことがあります。

肌質を誤って認識し、スキンケアを続けてしまうと、肌トラブルや肌の不調に繋がりかねません。

肌質は感覚で判断せずに、肌診断を用いて正確に判定するようにしましょう。

 

【肌タイプ診断】自分の肌質が分からない人必見!肌質を正確に見分ける方法

肌質を正確に見分ける方法には、セルフ肌診断・オンライン診断・対面診断があります。

それぞれの特徴をチェックしてみましょう。

 

【セルフ肌診断】質問に答えて肌質をチェックする

いくつかの質問に答えるだけで手軽に自分の肌質診断ができるチェックシートを用意しました。

質問に答えながら矢印の方向に進めてみてくださいね。

また、化粧品メーカーの公式サイトや美容情報サイトでは、サイト内で質問に答えて肌質をチェックする肌診断サービスを提供しているところもあります。

 

【肌診断ができるサイト例】

化粧品ブランド「IPSA」の公式サイトです。

肌状態や肌悩みに関する質問に回答すると、診断結果とお手入れのポイントを教えてくれます。

 

美容情報サイト「美的.com」では、皮膚科専門医監修のYES・NO肌診断を受けられます。

診断結果から肌質の特徴や正しいケア方法を細かくチェックできますよ

 

【オンライン診断】カメラで撮影して肌質診断する無料アプリ

化粧品メーカー「資生堂」は、本格的に肌質診断ができる無料アプリ「肌パシャ」を提供しています。

5つの質問に回答して顔を撮影するだけで、うるおい・ハリ・透明度・シミ・シワ・ほうれい線など肌状態を細かくチェックできます。

出典:https://www.shiseido.co.jp/sw/hadapasha/pc.html

【肌パシャ】スマホで簡単!本格的に肌分析! | ワタシプラス/資生堂

 

【対面診断】コスメカウンターや皮膚科で肌質を診断してもらう

自分で肌診断をするのに不安がある方は、対面診断がおすすめです。

デパートのコスメカウンターやドラッグストアでは、無料で肌診断を受けられます。

機械を使って肌の状態を測定し、正確な今の肌の状態を診断してくれますよ。

 

【無料肌診断が受けられるコスメブランド・ドラッグストア例】

  • イプサ
  • ファンケル
  • エスト
  • ポーラ
  • アルビオン
  • アクセーヌ
  • 資生堂
  • SK-II
  • スギ薬局

 

また、有料で高性能な肌診断器を使って細かく肌状態をチェックしてくれる皮膚科もあります。

専門医に肌状態を診断してほしい方、シミケア・ニキビケアなど気になる肌トラブルのスキンケアや治療について相談したい方は利用してみましょう。

 

肌質ごとの特徴と適切なスキンケア方法

美肌を目指すには、自分の肌質を把握して正しいスキンケアを行うことが大切。

ここからは、肌タイプ別に肌質の特徴と適切なスキンケア方法を紹介していきます。

肌診断結果を元に、自分の肌質に合ったお手入れ方法をチェックしてみてくださいね。

 

混合肌

混合肌タイプの特徴・スキンケアは以下の通りです。

 

【特徴】

混合肌は肌内部の水分不足で肌のうるおいが足りず、乾燥や皮脂の過剰分泌が引き起こされている傾向にあります。

とくに、Tゾーンが脂っぽく、フェイスラインや口元・目元は乾燥しやすいのが特徴です。

 

【スキンケア】

混合肌のスキンケアでは、必要な油分は残しつつうるおいを守るための肌ケアをするのがポイントです。

クレンジング・洗顔料は、適度な洗浄力で保湿成分配合のアイテムを選びましょう。

Tゾーンを洗ってからフェイスラインや口元、目元を手早く優しく洗い、すすぎ残しがないようにぬるま湯で流します。

部位ごとの肌質に合わせて、スキンケアアイテムを使い分けるのもおすすめです。

化粧水や乳液、クリームなどのスキンケアアイテムは、低刺激で高保湿成分・整肌成分配合のものを選びましょう。

 

乾燥肌

乾燥肌タイプの特徴・スキンケアは以下の通りです。

 

【特徴】

乾燥肌は顔全体が乾燥していてキメが細かいのが特徴です。

肌には外部刺激から肌を守り、うるおいを保つバリア機能があります。

バリア機能には肌表面を覆う皮脂膜、角質層内にある「天然保湿因子(NMF)」・「細胞間脂質(主成分:セラミド)」が欠かせません。

乾燥肌はこれらの成分が減少してバリア機能が低下し、肌が水分不足になっている状態です。

 

【スキンケア】

クレンジング・洗顔料は、刺激が少なくうるおいを保てるアイテムを選びましょう。

クレンジングはたっぷりとつけて肌への摩擦を防ぎます。

洗顔はよく泡立ててから肌にのせ、手早く優しく洗ってぬるま湯ですすぎましょう。

スキンケアアイテムは天然保湿因子(NMF)セラミドなど保湿成分配合のアイテムを選び、しっかりと保湿してバリア機能をサポートするのがポイントです。

 

脂性肌(オイリー肌)

脂性肌タイプの特徴・スキンケアは以下の通りです。

 

【特徴】

脂性肌は、うるおいはあるが、皮脂の過剰分泌によって全体的に脂っぽい特徴があります。

べたつき・テカリ・ニキビ・毛穴の開き・黒ずみなどの肌悩みを抱えやすく、メイク崩れが起きやすいでしょう。

 

【スキンケア】

脂性肌はメイク汚れや余分な皮脂をしっかりと落とすことが大切です。

ただし、うるおいを保てるように、セラミドやヒアルロン酸など保湿成分を配合したクレンジングや洗顔料を使いましょう。

皮脂を落としたいからといってゴシゴシこするのはNGです。

優しく丁寧に洗い、化粧水はたっぷりと顔全体につけて乳液やクリームで保湿します。

ニキビが気になる場合は抗炎症成分、べたつきやテカリが気になるときは皮脂吸着成分を配合したアイテムなど、肌悩みに合わせて選ぶのがおすすめです。

 

敏感肌(デリケート肌)

敏感肌タイプの特徴・スキンケアは以下の通りです。

 

【特徴】

敏感肌はバリア機能が低下して皮脂量・水分量が少なく、外部刺激を受けやすい特徴があります。

ちょっとした刺激でかさつき・かゆみ・ピリピリ感・赤みなどの肌トラブルが起きやすい肌タイプです。

 

【スキンケア】

敏感肌は刺激を抑えて、バリア機能をサポートするスキンケアを心がけましょう。

クレンジング・洗顔料は皮脂を取りすぎないマイルドな洗浄力のものを選び、擦らないように注意して洗います。

化粧品や乳液、クリームなどのスキンケアアイテムは、セラミドやヒアルロン酸、天然保湿因子など保湿成分を配合した敏感肌向けの商品がおすすめです。

洗顔後はすぐに保湿して、肌のうるおいを守りましょう。

 

普通肌

普通肌タイプの特徴・スキンケアは以下の通りです。

 

【特徴】

普通肌は皮脂量と水分量のバランスが良く、ハリや弾力、みずみずしさのある肌タイプです。

バリア機能が整っていて肌トラブルはほとんどなく、メイク崩れも起きにくいです。

 

【スキンケア】

普通肌は保湿を重視し、基本的なスキンケアを続けて良好な肌状態をキープしましょう。

季節の変わり目はバリア機能が低下して肌質が変化しやすいので、乾燥が気になるときは保湿美容液をプラスするのがおすすめです。

早めにケアをして肌の調子を取り戻しましょう。

 

まとめ

肌タイプ診断は、簡単な質問に答えるセルフチェック診断や肌診断アプリ、美容スタッフや皮膚専門医に診断してもらう対面診断などさまざまな方法があります。

自分の肌質がハッキリすることで、今の肌状態に合うスキンケアアイテムやフェースケア方法がわかりやすくなるでしょう。

自分が思っている肌タイプと違う可能性もあるので、きちんと診断してみるのがおすすめです。

自分の肌タイプがわかったら、今回紹介した肌質別の特徴やスキンケア方法を参考にしてみてくださいね。

 

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