天然保湿因子NMFがお肌に与える効果は?おすすめの基礎化粧品もご紹介!

肌悩みの中でもとくに悩んでいる方の多い「乾燥」や「肌荒れ」。

こうした症状を改善するためには、お肌に潤いを取り戻すことが近道です。

しかし、保湿効果があるとされている成分にはさまざまなものが存在するため、どんなアイテムを選べばよいのかと迷ってしまう場合もあるでしょう。

また、適切な効果を得るためにはそれぞれの成分の特徴や役割を知ることも大切です。

 

今回の記事では、そうした肌の保湿に効果的な成分のひとつである「天然保湿因子NMF」の役割やNMFの配合されたおすすめ化粧品をご紹介していきます。

 

天然保湿因子NMFとは

健康な肌とは、水分や脂分のバランスがとれたトラブルのない状態を意味します。

そうした状態を保つ役割をしているのが、肌にもともと備わっている成分である天然の保湿成分です。

 

中でも「天然保湿因子NMF」は、角質細胞に存在する天然のうるおい成分であり、約半分がアミノ酸で構成されています。

アミノ酸は水分と馴染みやすく、NMFが存在することで肌の水分量が保たれます。

そのため、角質層のNMFが減少してしまうと保湿力が低下し肌は乾燥してしまうのです。

冬場の乾燥肌やアトピー性皮膚炎、老人性乾皮症などは、このNMF量の低下も一因。

健康で潤った肌を保つためには、天然保湿因子NMFを減少させないことが大切だといえるでしょう。

 

皮膚における生理機能

肌の表面にある角質層は、たくさんの角質と細胞間脂質で構成されています。

天然保湿因子NMFのほとんどは「角質」に存在し、ここで水分を保持することで肌の潤いを保っています。

前述したとおり、NMFの主な構成成分はアミノ酸です。

アミノ酸成分とその代謝産生物が肌の水分量を維持し、外部刺激や水分の蒸散から体を守っています。

また、アミノ酸以外の組成物にも肌を守る働きがあります。

 

NMFに含まれるその他の主な成分と効果は以下の通りです。

  • ナトリウム塩 水分保持能力が高く、角質層の柔軟さを保つ効果があるとされている。
  • ミネラル塩  細胞の恒常性維持やpHを保つ機能
  • 有機酸(乳酸など) 保湿力が高く、角質の柔軟化に関わっている   

 

こうした成分で構成された「天然保湿因子NMF」は肌の潤いやバリア機能に欠かせないものであり、これらが存在することで水分量や肌の柔軟性が保たれているのです。

 

化粧品における天然保湿因子の作用・効果

天然保湿因子NMFは、老化や外的刺激などのせいで流出、減少してしまいます。

そうなってしまった場合、化粧品で補ってあげることが大切です。

お肌の保湿力を回復させるために、天然保湿因子は化粧水や美容液、ボディソープ、トリートメント剤や洗顔料など、さまざまなスキンケア製品に配合されています。

しかし、こうしたスキンケア製品には即効性はほとんど期待できません。

 

NMFのようなアミノ酸成分は角質層と水和しやすく、ほとんど経皮吸収されないからです。

しかし試験データによれば、NMFの配合された化粧品を使ってから24時間以上経過すると経皮吸収率の値はアップすることがわかっています。

つまり、保湿持続力にはかなり高い効果が見込めるといえるでしょう。

NMFの配合された化粧品を続けて使用することで、弱った水分保持能力をサポートすることが可能であり、結果として肌の水分量をアップさせることが期待できるのです。

 

化粧品を選ぶ際に抑えておきたい!保湿成分の種類一覧

肌荒れやかゆみ、小じわといった肌トラブルには乾燥が関わっていることが多いです。

健康な肌状態を取り戻したいなら、保湿力の高い化粧品を使うのが近道といえるでしょう。

ここでは、適切な化粧品を選ぶために知っておきたい、保湿成分の種類特徴について解説していきます。

 

コラーゲン

お肌に効果的な成分といえば「コラーゲン」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

皮膚の構成要素のひとつでもあり、肌の弾力ハリを保つ働きもしています。

化粧品に含まれているコラーゲンの主な働きは水分の保持です。

化粧品としての成分が真皮にまで到達することはないため、直接的にハリを回復することはできませんが、肌の保湿力を高める効果は十分期待できます。

 

ヒアルロン酸

ヒアルロン酸」は非常に吸湿性の高い成分です。

そのため、ヒアルロン酸の配合された化粧品を使うことで肌の保湿機能を高める効果が期待できます。

油分のようにべたつかず、肌をなめらかに整えてくれます。

乾燥が気になる季節やかさつきの目立ってきた年齢肌におすすめです。

 

グリセリン

汎用性が高く、昔から使われてきた保湿剤である「グリセリン」。

その吸湿性からさまざまなスキンケア成分に配合されています。

特にヒアルロン酸との相性がよく、両方を配合することで高い保湿効果を発揮します。

ただし、湿度の低い環境では保湿力が低下するため、他の保湿成分との併用がおすすめです。

 

天然保湿因子NMFの主成分であるアミノ酸

天然保湿成分NMFの主成分である「アミノ酸」も、化粧品の保湿成分としてよく使われています。

肌の潤いのもとでもあり、外部刺激から肌を守る効果も期待できます。

肌にもともとある成分でもあるため、低刺激で肌の弱い方でも安心して使うことができます。

 

セラミド

セラミド」は表皮にある角層細胞や水分をつなぎとめている成分です。

セラミドが不足してしまうと、肌の乾燥やバリア機能の低下を引き起こしてしまいます。

そのため肌にとっては欠かせない成分のひとつであり、化粧品で補うことで高い保湿効果や肌バリア機能の向上が期待できます。

 

乾燥肌にもおすすめ!天然保湿因子NMF配合の化粧品アイテム

乾燥や肌荒れが気になるなら、天然保湿因子NMFの入ったアイテムがおすすめです。

そこで最後に、天然保湿因子の配合されたスキンケア商品を紹介します。

 

レヴィーガモイスチュアセラム|レヴィーガ

 

肌を整える効果で注目されている「美肌菌」が配合されたオールインワン美容液です。

さらに天然保湿成分であるNMFセラミド、お米の発酵成分といった天然由来の保湿成分がたっぷり配合されています。

お肌の乾燥やハリ不足、小じわなどの年齢肌が気になってきた人にもおすすめです。

また、添加物フリー処方なので敏感肌の方でも安心して使うことができます。

 

通常価格 8,778円(税込)+送料650円
定期便 初回1,980円(税込)+送料無料
容量 1本40ml

 

モイスチュアライジングセラム|ETVOS

出典:https://etvos.com/shop/g/gCN10057-000/

 

ヒアルロン酸やNMF、5種のヒト型セラミドが高濃度で配合された美容液です。

さっぱりした使い心地で、べたつかずに高い保湿効果が期待できます。

キメの乱れや乾燥、肌荒れが気になるときのプラスアルファのケアにおすすめです。

 

商品名 モイスチュアライジングセラム
メーカー エトヴォス
容量  50ml
価格 4,400円(税込) 

 

フェイシャル トリートメント マスク|SK-II

出典:https://www.sk-ii.jp/product/facial-treatment-mask

 

NMFに似た保湿成分である「ピテラ」がたっぷり含まれたシートマスクです。

疲れた肌を整え、お肌を健やかな状態に導いてくれます。

より高い効果を引き出すためには、プレ化粧水などで肌を整えた後に使用しましょう。

オフィスや外気の乾燥が気になったときのスペシャルケアにもぴったりです。

 

商品名  フェイシャルトリートメントマスク
メーカー P&Gプレステージ
容量 6枚
価格  11,000円(税込)

 

AND MIRAI ザ ローション|FANCL

出典:https://www.fancl.co.jp/beauty/item/8603a/

 

NMFをはじめ、ヒト型セラミドヒアルロン酸などの保湿成分が配合された化粧水。

サラリとしたテクスチャーで、べたつきが気になる混合肌の人でも使いやすいです。

アルコールや合成香料不使用なので、添加物に敏感な方にもおすすめです。

 

商品名 AND MIRAI ザ ローション 
メーカー ファンケル
容量 200ml 
価格  4,180円(税込)

 

ノブ Ⅲ フェイスローション L|NOV

出典:https://noevirgroup.jp/nov/g/g51503/

 

乾燥肌ケアに特化した高保湿化粧水です。

天然保湿因子の一種である「ベタイン」やセラミド、潤いをとじこめるスクワランが配合されているため、保湿力や肌のバリア機能を高めることが期待できます。

肌荒れの気になる方のケアにおすすめのアイテムです。

 

商品名 ノブ Ⅲ フェイスローション L
メーカー ノエビア
容量  120ml
価格  4,400円(税込)

 

まとめ

肌の乾燥や肌トラブルが気になったときは、今までのスキンケアを見直してみましょう。

より高い保湿効果を求めるなら、天然保湿因子であるNMFが配合されたものがおすすめ。

肌にもともと存在する成分であるNMFなら、刺激を与えずに肌の水分量を回復することが期待できます。

また、水分量がアップすれば肌のキメも整い、肌のバリア機能も向上します。

肌悩みを改善するためにも、ぜひ天然保湿因子NMFの配合されたスキンケアアイテムを試してみてはいかがでしょうか。

これまでご紹介してきた商品なども参考に、自分にぴったりのケアアイテムを見つけてくださいね。

 

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