皆さんは正しく自分の肌質を理解しているでしょうか?
肌質は季節や普段の何気ない生活習慣によっても変化するので、そのときどきの肌タイプを理解して正しい肌ケアをしてあげることが大切です。
今回は肌タイプ診断方法と肌質ごとのスキンケア方法についてご紹介していきたいと思います。肌質診断はご自宅で簡単に行えるものをチョイスしてますので、ぜひ最後までチェックしてみてください。
オイリー肌(脂性肌)・乾燥肌・混合肌・敏感肌の特徴
健康なノーマル肌とは、肌の皮脂分泌量と水分量のバランスが良い状態のことをいいます。
肌のバランスが崩れてしまうとオイリー肌(脂性肌)・乾燥肌・混合肌・敏感肌になってしまいます。
また、自らの肌質を誤って自覚している場合、お肌にとってマイナスになる対策をしてしまっているケースも少なくありません。
誤ったケアを行わないためにも、各肌質の特徴を知り、自分の肌質への理解を深めましょう。
オイリー肌(脂性肌)
オイリー肌とは皮脂分泌量が多い状態の肌のことをいいます。
オイリー肌の方は、毛穴が開いていることが多く、小鼻の黒ずみなどが目立ちやすいのが特徴です。さらに、普通肌タイプの人と比べて皮脂量が多いため、毛穴の中で菌が繁殖してニキビなどの肌トラブルが起きやすくなってしまいます。
また、普段の食生活が影響してオイリー肌になっていることもあるので、油っこいものや甘いものが好きな人は注意が必要です。
乾燥肌
乾燥肌とは肌の水分量と皮脂量が共に少ない状態のことをいいます。乾燥肌が続くと肌表面の水分不足から痒みを引き起こす原因となることも…。また、乾燥肌タイプの人の特徴として乾燥による痒みによって肌がカサつきやすかったりシワができやすくなったりすることが挙げられます。
乾燥肌はキメが細かく毛穴は目立ちにくいですが、水分不足でバリア機能が低下している状態。季節の変わり目や強い外部刺激を受けると肌トラブルを起こしやすい傾向があります。正しいケアを行わず放置すると乾燥性敏感肌になることもあるので注意しましょう。
混合肌
混合肌とは、鼻周りや額などのTゾーンはベタつきやテカリがあるのに、目元や口元、フェイスラインなどは乾燥してカサついてしまっている肌状態のことをいいます。
また、乾燥しやすい部位である目尻や口元にはシワや法令線などができやすく、水分量と皮脂量のバランスが悪いため肌質のコントロールがしづらいという特徴も。
混合肌タイプの方は部分ごとに合ったスキンケアを選ぶことがポイントです。
肌の水分量が減ってしまうと肌内部が乾燥しているのに肌表面はベタついてしまう「インナードライ肌」になってしまうことも…。インナードライ肌は化粧が崩れやすい、赤みがでやすいなどの特徴があるので、心当たりのある方は後ほどご説明するケア方法を試してみてください。
敏感肌
敏感肌とは睡眠不足やストレスなどの不摂生や誤ったスキンケアによって肌のバリア機能が低下し、ダメージを受けやすくなってしまう肌のことを指します。
敏感肌の人の特徴には、スキンケア製品や化粧品を塗ると肌がピリピリしてしまったり、少しの刺激で肌トラブルになってしまったりすることなどが挙げられます。
成分の強いスキンケア製品や化粧品は肌トラブルの原因になってしまうので、できるだけ肌に優しいものを使うようにしましょう。
敏感肌の特徴に当てはまるけれど、肌の皮脂が多くテカリが気になる…。という人は「過脂敏感肌」かもしれません。
こちらの記事で「過脂敏感肌」について詳しく解説してますので、ぜひチェックしてみてくださいね。
敏感肌の症状に当てはまる方で、肌トラブルが特に多いという方は「習慣性敏感肌」の可能性があります。
習慣性敏感肌についてはこちらの記事で詳しく解説しています。
【肌診断】簡単セルフチェックで肌タイプを判断しよう!
肌タイプチェックは、洗顔後の肌の状態で判断する方法がおすすめです。
洗顔後は肌本来の状態が現れるので、じっくり観察することで自分の肌質を見極められます。
肌診断方法はセルフでできる簡単な内容となってますので、ぜひやってみてくださいね。
【洗顔で肌タイプを見分ける方法】
洗顔後にタオルで水分を拭き取った後、夏は10分、冬は5分放置。その後の肌の様子から診断していきます。
【診断結果】
▶オイリー肌
・全体的に皮脂が現れ、肌がべたついてしまった
・始めは乾燥していたが、時間が経つとともにベタつきが気になる
▶乾燥肌
・肌がかさつく
・肌が突っ張っる
・笑いにくくい(顔を動かしにくくなった)
・口元や目元の乾燥が気になる
▶混合肌
・Tゾーンやフェイスライン以外が部分的にカサつく
・全体的に見ると乾燥はしていないが、ところどころ乾燥が気になる
・全体的に乾燥しているがTゾーンがテカっている
▶敏感肌
・肌に赤みがでた
・洗顔料でピリピリとした刺激を感じた
・肌全体がヒリヒリする
上記で当てはまる肌質はありましたか?
どれにも当てはまらない方は肌に問題がなく健康な肌の状態の方です。トラブルがない『普通肌』の方は現状のスキンケア方法で問題ありません。逆に、上記4つの肌質の特徴に当てはまる方は次章で説明する「肌タイプ別のスキンケア方法」を参考にしてみてください。
簡単な質問に答えるだけで肌タイプがオンライン診断できる方法は、こちらの記事内で紹介しています。
肌タイプ別!スキンケアで心がけること
肌トラブルを予防するためには、自らの肌タイプによって使用するスキンケアやスキンケア方法をセレクトすることが重要です。
ここからはフェースケアで注意すべき点とスキンケアアイテムの選び方を肌質別にご紹介していくので、是非参考にしてみてください。
オイリー肌(脂性肌)
【クレンジングの選び方と方法】
オイリー肌の方は、毛穴に汚れが残り黒ずみとなりやすいので、メイクをしっかり落とせる「洗浄力」と皮脂の過剰分泌を防いでくれる「保湿力」の高いクレンジングがおすすめ。
また、前述したようにオイリー肌は毛穴が開きやすい特徴があるので、刺激の少ない「ジェル」や「バーム」や「良質なオイル」タイプのクレンジングを選ぶと良いでしょう。
【洗顔の選び方と方法】
洗顔の際は「洗いすぎ」に注意しましょう。しっかりと汚れや皮脂を落とすことも大切ですが、洗いすぎると乾燥して皮脂が過剰分泌してしまう可能性があります。オイリー肌の方は、クレンジングと同様、洗浄力がありつつ「保湿力」の高い洗顔がおすすめです。また、「泡洗顔フォーム」を使用すると簡単に泡立てることができるので直接肌に触れずに洗顔ができますよ。
【化粧水の選び方と方法】
オイリー肌の方は毛穴が開きやすいので、引き締め効果のある「収れん化粧水」がおすすめです。オイリー肌の方は皮脂が多く分泌される傾向があるので、使用感がさっぱりとしたタイプのものをチョイスしましょう。また、肌荒れ・ニキビ肌ケアには整肌成分配合のアイテムを選んでくださいね。
化粧水を塗る際に刺激を与えてしまうと毛穴が開いてしまいます。できる限り直接肌に触れないように、コットンに化粧水をたっぷり含ませ、トントンと優しく抑え込み毛穴に吸収させるようにしましょう。また、オイリー肌の方はベタつきやすいので、塗りすぎに注意しましょう。
【乳液の選び方・方法】
オイリー肌の方はベッタリとした重めのテクスチャーではなく、伸びがよく「軽いテクスチャー」のものを使用しましょう。ベタつきが気になる方は乳液の規定量を塗り、皮脂腺の少ない目元などは多めに塗ることをおすすめします。
【美容液の選び方・方法】
美容液もさっぱりしたものがいいでしょう。おすすめの成分としては「ビタミンC誘導体」が入っているものや「セラミド」・「天然保湿因子NMF」・「ヒアルロン酸」が含まれているものがベストです。
「ビタミンC誘導体」はオイリー肌の開いている毛穴を引き締め、肌の水分量と皮脂量のバランスをコントロールしてくれるので、「セラミド」や「天然保湿因子NMF」はインナードライを改善してくれる効果が期待できます。
オイリー肌(脂性肌)についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめです。
乾燥肌
【クレンジングの選び方と方法】
乾燥肌の方は乾燥を誘発する刺激の強い成分が入っているものや、洗浄力が強すぎるクレンジングは避け、「保湿力」が高いものを選んでください。
また、強く擦ると赤みや毛穴開きの原因となってしまうので柔らかいテクスチャーで伸びの良い「良質なオイル」「クリーム」「バーム」タイプのクレンジングをおすすめします。目元などの皮脂腺が少ない部位のメイクなどを落とす際は強く刺激をしないよう注意してください。
【洗顔の選び方と方法】
洗顔は洗浄力の強いものよりも「保湿力」があるものを選び、クレンジング剤や洗顔は乾燥しやすいので肌に触れている時間はなるべく短くすると良いでしょう。乾燥肌には肌の保湿成分であるセラミドが足りていないので、セラミドなどの潤い成分配合のものがおすすめです。
また、熱い湯での洗顔は肌の水分量が蒸発してしまいカサカサ肌の原因となってしまうので、38度前後のぬるま湯での洗顔を心がけましょう。
【化粧水の選び方と方法】
乾燥肌は肌内部と表面の両方に潤いが足りていないので、さっぱりとしたものよりも「セラミド」「ヒアルロン酸」などの潤い成分の高いアイテムを選ぶようにしましょう。また、洗顔後は乾燥してしまう前に早めに化粧水で保湿してあげることが重要です。たっぷりとコットンに含ませ「擦らずに」満遍なく保湿してあげましょう。
【乳液の選び方と方法】
乳液も保湿成分の高いものを選び、モタっとした少し重めのテクスチャーのものがおすすめです。表面を保湿するように手で覆い時間をかけてしっかりと肌に入れ込むようにしましょう。
【美容液の選び方と方法】
前述したように乾燥肌は「セラミド」や「ヒアルロン酸」などの保湿成分が足りていないので、保湿効果の高い成分が配合されている美容液などを選ぶと良いでしょう。また、乾燥肌の方は美容液成分が配合されているシートマスクやパックなどをこまめに使用するのもおすすめ。パックを使用する際は10分から15分程度を目安にしてください。長時間使用すると逆に乾燥肌を助長するリスクがあるので注意が必要です。
乾燥肌についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめです。
混合肌
【クレンジングの選び方と方法】
混合肌の方は基本はベタつきやすいのでTゾーンなどの肌全体は「クリーム」や「バーム」などのクレンジングを選ぶと良いでしょう。目元や口元などのメイクの濃い部位は乾燥しやすいので「オイル」や「ジェル」などの滑りの良い洗浄力の高いものを使用してもいいかもしれません。部位によって使い分け肌バランスを整えることが大切です。
【洗顔の選び方と方法】
洗顔は刺激の少ないものを選びましょう。洗浄力が高すぎて刺激が強いと、更に肌バランスが崩れてしまい混合肌質の改善が難しくなってしまいます。
特に目元や口元などのUゾーンは乾燥しやすいので保湿力の高い洗顔料で優しく洗うよう心がけてください。
【化粧水の選び方と方法】
化粧水は「保湿力」のあるさっぱりとしたテクスチャーのもので、毛穴を引き締める「収れん」効果もある化粧水がおすすめです。肌にたっぷり塗り目元や口元などはコットンパックしたり、重ねづけしたりすると乾燥予防になるのでおすすめです。
【乳液の選び方と方法】
Tゾーンなどはベタつかないよう、さっぱりしたものが良いでしょう。目元や口元などの乾燥しやすいUゾーンは、「保湿力」が高いアイテムを使い分けるとバランスの良い肌を保つことができます。
【美容液の選び方と方法】
美容液は潤い重視のものを選びましょう。Tゾーンのベタつきが気になる方が多いと思いますが、ベタつくからといって保湿を怠ると肌内部が乾燥し、逆にベタつきの原因となってしまいます。
混合肌についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめです。
敏感肌
【クレンジングの選び方と方法】
敏感肌の方は刺激が少なく洗浄力のあるものを選びましょう。さらに「保湿力」が高いものを選ぶと良いでしょう。肌が敏感になっているので「ジェル」や「クリーム」など柔らかく弾力のあるものを使用すると良いでしょう。
【洗顔の選び方と方法】
洗顔も保湿力が高く、界面活性剤などお肌に刺激となる成分が含まれていないものを選ぶようにしましょう。
洗顔の際は、ゴシゴシと洗わずに優しく泡で洗顔するのがポイントです。また、洗顔時は必ずぬるま湯で優しく洗い流すようにしてください。
【化粧水の選び方と方法】
敏感肌の方は、刺激の強いものはピリピリしてしまったり赤みが出てきてしまったりします。化粧水を選ぶ際はできるだけ低刺激で保湿力の高いのものを選びましょう。
「セラミド」「ヒアルロン酸」「天然保湿因子NMF」「コラーゲン」などの成分が含まれているものは保湿力が高いのでおすすめです。
また、通常はコットンでのお手入れをおすすめしていますが、お肌が荒れている場合は、化粧水を手で優しく塗布しても構いません。
敏感肌は刺激に弱いデリケート肌なので、とにかく無駄な刺激は与えないようにしましょう。
【乳液の選び方と方法】
乳液も低刺激のものがおすすめです。敏感肌は乾燥していることが多いので重めのテクスチャーで「保湿力」の高い乳液を顔全体にたっぷりと塗るようにしましょう。また、「良質なオイル」が入っているものは長時間の保湿や、毛穴の皮脂量を補うことができるのでおすすめです。
【美容液の選び方と方法】
美容液も保湿力が高く「界面活性剤フリー」などの低刺激なものを選ぶようにしましょう。敏感肌は肌バリア機能が崩れていて紫外線や接触などの外部刺激からダメージを受けやすい状態にあります。そのため、日中はUVカットができる成分が含まれている美容液を使用するなど、夜用と昼用と分けて購入するのもおすすめです。美白美容液やシミケア製品は刺激が強いものも多いので注意してください。
敏感肌についてもっと詳しく知りたい方はこちらの記事がおすすめです。
すべての肌悩みの救世主「レヴィーガモイスチュアセラム」
商品名 | レヴィーガモイスチュアセラム |
メーカー | レヴィ―ガ |
容量 | 40ml |
価格(税込) | 初回¥1,980 |
レヴィーガモイスチュアセラムは主に保湿効果の高い「セラミド」や「天然保湿因子NMF」などの独自成分が配合されていて角質層に届きやすく、どの肌タイプの方にもおすすめのアイテムです。また、保湿成分のみならず、スキンフローラ(皮膚常在菌)や酸素ラメラによってお肌の状態を整えてくれるという嬉しい効果も期待できます。
お肌の根本から肌質の改善が見込めるので、「今までどの美容液を使用しても効果を感じられなかった…」「本当に自分にあうアイテムがわからない…」などとスキンケアに悩んでいる方には是非使用していただきたい美容液です。
界面活性剤や防腐剤、着色料や香料など、一般的な美容液に含まれがちな添加物はしていない無添加処方のため、乾燥肌・敏感肌などの肌質の方でも安心して使用することができます。
(「界面活性剤」「防腐剤」「動物由来」「シリコン」「紫外線吸収剤」「鉱物油」「パラベン」「エタノール」「合成着色剤」「合成香料」など10個のフリー)
miyako_candy(48歳・女性)
このオールインワン美容液。すごくいいです!
とろっとしたテクスチャーで、導入美容液の後、たっぷり抑えたら、ぐんぐんお肌に浸透します。
私は乾燥肌なので、最後にクリームで蓋をしました。
肌が柔らかくなって、モッチモチ!
ハリが出て、たるみがなくなって、かさつきが気にならなくなりました。
肌診断をしたら、いつも少ない水分量やキメが増えて、シワが少なくなって肌バランスが良くなりました。さすが!美肌菌!続ける事に実感します。
引用元:アットコスメ
チョコミント63(48歳・女性)
プッシュ式で衛生的に使えて、出しすぎる心配がないのがいいです。とろみのある乳白色のテクスチャーで乳液に近いと思います。伸びもとても良いです。
浸透力が良く、肌に馴染ませるとベタつかず、さっぱりした使い心地。つけた後はしっとり、もっちり保湿されて、肌の弾力がアップしたような気がします。使い始めてからお化粧のノリもいいみたい。界面活性剤フリー、石油系界面活性剤など10のフリー処方で安心です。
引用元:アットコスメ
まとめ
いかがだったでしょうか?ご自身の肌タイプの特徴を理解することによってケアの方法やアイテムの選び方は変わります。
今回ご紹介した肌タイプの重要点をまとめておさらいしていきましょう。
【オイリー肌】毛穴が開きやすいので、毛穴を引き締める効果のある「ビタミンC誘導体」「セラミド」「ヒアルロン酸」「天然保湿因子NMF」などが効果的。乾燥してしまうとオイリー肌の原因となるので保湿も忘れずに!
【混合肌】 Tゾーンはベタつき、Uゾーンは乾燥している状態なので、部位によってスキンケアアイテムを変えて保湿し、肌の水分量と皮脂量のバランスを保つことが大切! 【乾燥肌】 低刺激のもので優しくしっかり保湿をすることが重要。皮脂の洗い流しすぎに注意しましょう! 【敏感肌】 化学合成物質などの成分が入っていない低刺激なアイテムで、刺激を与えずに保湿しましょう!肌トラブルが酷い場合は皮膚科やクリニックでの受診をおすすめします。 |
自分の正しい肌質がわからないまま、知らず識らずのうちに逆効果となるお手入れをしている方も多くいらっしゃいます。
今回ご紹介した診断方法で自らの肌質を理解し、正しい対策を行うことが肌質改善への近道となります。
「なかなか肌質が改善されない」「肌荒れがひどい」そんなときは皮膚科医に相談することも考えてみてくださいね。
自分にあったスキンケアで、誰もが羨むツヤ肌を目指しましょう!